自宅でも贅沢なおつまみを食べたい!
ですが・・・
料理の腕もない私にはそんなおつまみは作れません。
ただ、燻製という少しの手間をかければ、スーパーで売っている安いチーズが、贅沢なおつまみに大変身します。周りからも大変評判の良い燻製おつまみです。
燻製なんて良くわからないという方も、少しの材料があれば自宅のガスコンロで簡単に作れます。燻製時間も10分程度なので手間もかからず、少し贅沢なおつまみが自宅で味わえます。
今回は、自宅のガスコンロでチーズの燻製を作るのに必要な道具、材料と3種のチーズ燻製【プロセスチーズ、カマンベールチーズ、チェダーチーズ】の作り方をご紹介します。
3種のチーズ燻製に必要な道具・材料
燻製器
燻製器は必須アイテムになりますが、燻製未経験の方はもちろんお持ちでないと思います。下の画像のように百均のアイテム等で自作もできるので、「燻製に少し興味があるけど燻製器を買うまでは」という方は自作で簡単な燻製器を作っても良いかもしれません。 作り方はこちらを参考にしてください。
私はベルモントH-027鉄製燻製鍋という燻製器を使用しています。鉄製鍋なのでもちが良く、値段も安く、ガスコンロ、電気コンロでも使用できるので自宅で燻製をスタートしてみたい方にはおすすめです。
今回の燻製もこちらの鍋での作り方をご紹介します。
ガスコンロで燻製する場合
最近のガスコンロは、Siセンサーという安全装置が付いています。Siセンサー付きのガスコンロで燻製をはじめると、すぐに火力が弱まりスモークチップから煙が出ず燻製ができません。ただ、こちらのアイテムがあれば自宅で燻製ができます。
カセットコンロ・電気コンロで燻製する場合
自宅のキッチンでガスコンロを使用しないで燻製をする場合、カセットコンロ、電気コンロでの燻製になります。ただ、カセットコンロ、電気コンロの機種によっては、燻製に使用できず火災・爆発の危険性があるものがあるので注意して下さい。
この電気コンロの説明書には、以下の画像のような注意点があります。直接料理という文言をどう捉えるかによりますが、電気コンロを使用する場合、燻製中はコンロから離れずに自己責任で行うようお願いします。
カセットコンロで燻製する場合は、イワタニのタフまるを使用しています。キャンプ場で風が吹いてても使用できる便利なアイテムです。説明書に燻製への使用禁止などの文言はありませんが、ボンベカバーを覆ってしまうような大きな調理器具、陶器などは使用できないと記載があります。そのような燻製器を使用しないよう注意していただき、あくまで自己責任で使用するようお願いします。
スモークチップ
燻製には、木をチップ状にしたスモークチップを燻煙材として使用します。このチップに直接火をつけるのではなく、熱源で炙り煙を出します。スモークチップには色々な種類があり、お好みに応じて使用できます。最近では、100均でも数種類のチップが購入できるので便利です。
スモークチップなどの燻製燻製をするには、燻製器とスモークチップが必要になります。
燻製器は必須アイテムになりますが、燻製未経験の方はもちろんお持ちでないと思います。百均のアイテム等で自作もできるので、「燻製に少し興味があるけど燻製器を買うまでは」という方は自作で簡単な燻製器を作っても良いかもしれません。
燻製に必要な器具・材料(スモークチップ)などのアイテムに関してはこちらを参考にしてください。自宅で作る燻製器も簡単にご紹介しています。
3種のチーズ燻製①【プロセスチーズの燻製】作り方
材料
- プロセスチーズ
- ヒッコリーのチップ(お好みのチップで)
- クッキングシート
- ブラックペッパー(お好みで)
簡単に作れるのは、雪印の6Pチーズです。他のチーズは溶けやすいので、火加減が難しくなります。 もしくは雪印 ファミリアチーズがおすすめです。
その他のチーズを燻製すると、
煙が出るまで強火で、火を消して燻製しましたが、他のチーズの場合、こんな感じで溶けてしまう
ことがあります。これはこれで美味しいのですが。
下準備
6Pチーズを半分に切り、クッキングシートにのせます。30分くらい常温で放置し、表面を自然乾燥させます。 お好みでブラックペッパーをかけてもOKです。
燻製
燻製は、ベルモントH-027鉄製燻製鍋を使用しました。今回の燻製は全てこの燻製器を使用しています。燻製器によって、火加減、燻製時間が変わる可能性があります。
燻製器に片手で握れる程度のチップ (今回はヒッコリーを使用)を入れます。最初は強火で、煙がモクモク出だしたら弱火にします。網の上にクッキングシートごとチーズをのせ、蓋をしたら燻製スタートです。
5分くらい燻製したら、蓋を開け表面の水分をキッチンペーパーでふき取ります。この工程で、燻製による渋み、酸っぱさが出てしまうことを抑制します。燻製器は熱いので、鍋つかみを使用し、やけどには十分注意してください。
合計10分ほど燻製すると、このような色づきになり完成です。
3種のチーズ燻製① 【プロセスチーズ】の燻製完成
プロセスチーズの燻製は簡単にできて、火加減さえ気を付ければ失敗が少ないです。10分程度の燻製で驚くほど、旨味がぐっと上がります。
私の初燻製料理はプロセスチーズでした。想像より簡単かつ、燻製というひと手間でチーズが大きくレベルアップしたのに驚き、燻製のイメージが変わりました。
3種のチーズ燻製② 【カマンベールチーズ】の燻製作り方
材料
- カマンベールチーズ
- クルミのチップ一握り(お好みで)
- ザラメ大さじ2(あれば)
- アルミホイル
下準備
下準備は特にありませんが、チーズが乗るくらいのアルミホイルの皿を作っておきます。
燻製
燻製器に片手で握れるくらいのスモークチップを入れます。今回はクルミのスモークチップを使用しました。もしあれば、ザラメ大さじ2くらいを加えると深みが増し、色付きが良くなります。
初めは強火で加熱し、煙がモクモクと出てきたら弱火にして、網の上にアルミホイルのお皿ごとカマンベールチーズを載せます。蓋をしたら燻製スタートです。
10分くらい燻製するとこのような色付きになり完成です。
3種のチーズ燻製② カマンベールチーズの燻製 完成
燻製風味が加わって、チーズの旨味が増します。ブラックペッパーやハチミツをかけても美味しくいただけます。
三種のチーズ燻製③ 【チェダーチーズ】の燻製 作り方
値下げされて200円程度でチェダーチーズが買えたので、燻製にチャレンジしますが、どうなるかはわかりません。
材料
- チェダーチーズ
- クッキングシート
- リンゴのスモークチップ(お好みで構いません)
燻製
下準備は特にいらないので燻製スタートします。
スモークチップはリンゴを一握り使用しましたが、お好みで構いません。
スモークチップを入れたら、最初は強火で加熱し煙がモクモクと出てきたら弱火(一番弱く)にして、クッキングシートの上にチェダーチーズを載せます。蓋を閉めたら燻製スタートです。
5分後の画像です。火は一番弱くしましたが、溶けてしまいました。熱燻(100℃くらいの高温で短時間燻製処理する方法)では難しいのかもしれません。溶けてしまいましたが、火を消して蓋を閉めてプラス5分燻製し、そのまま1時間程度放置しました。
溶かしてしまいましたが、1時間程度放置したら固まりました。細きりにして頂きましたが、燻製の香ばしさが加わり美味しくなっています。
チーズの燻製まとめ
プロセスチーズに関しては、チーズを選べば溶かすことなく簡単に燻製できます。カマンベールチーズも溶けませんが、チェダーチーズは熱燻では溶けてしまいました。今後、色々なチェダーチーズを買って試してみたいと思います。
チーズの燻製を紹介しましたが、10分程度の燻製というひと手間で安いチーズが絶品おつまみに大変身します。自宅で簡単に出来るので、是非試してみて下さい。
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